トロッとした蜂蜜感がしっかりした、まさしくアバフェルディらしい味わい。
ボトルスペック
生産地域:ハイランド
蒸留所名:アバフェルディ
オフィシャル/ボトラー名:オフィシャル ウイスキーショップ向け
樽の種類:ホグスヘッド
カスクナンバー:#6819
蒸留年:1996
熟成年数:年
ボトリング年:2013
Resion | Highland |
Distillery | Aberfeldy distillery |
Official / Botter | Official / THE WHISKY SHOP exclusive |
Bland | Official |
Batch / Cask no. | 6819 |
Filled | 1996 |
Bottled (YYYY.MM.DD) | 2013 |
Matured years | unknown |
Cask type | R13 Hogshead |
Alc. % | 61.5 % |
O/T | 60 bottles |
解説
アバフェルディは南ハイランドのアバフェルディ村にある蒸留所で、1998年にディアジオからバカルディ社に買収され、現在までに至ります。バカルディは最近シングルモルトのリリースに力を入れている印象で、アバフェルディ、ロイヤルブラックラ、クライゲラヒ、オルトモア、デヴェロン(マクダフ)などのリリースがみられます。少し前まではボトラーズでもよくみられたこれらの蒸留所ですが、最近は2000年代のゲラヒやマクダフを時々見る程度で、いつの間にか90年代もみなくなりました。
粘性の強い、トロッとした蜂蜜感が特徴的なアバフェルディですが、数年前にアバフェルディフェスティバル向けのアバフェルディに始まり、アバフェルディ28年やウイスキーショップ向けの91アバフェルディなど、東京の某バーを発信に流行ったのは記憶に新しいです。特に91ビンテージのアバフェルディはカスクストレングスで、これでもかという粘性の強い味わいが特徴的かつネガティブな要素もほとんどなく、あの年のリリースでも記憶に残るリリースでした。
ウイスキーショップはイギリスの酒屋で、本土におよそ20店舗ほど構えているようですね。日本でいうと信濃屋さんのような規模なのでしょうか?プライベートボトルも結構な種類出ており、私の知る限りでは10年以上前からWHISKY SHOP向けのボトルが存在します。2年ほど前だとアバフェルディのシングルカスクが何種類もネット販売されていたような記憶がありますが、今となっては全くサイトにも情報が載らなくなってしまいました。何種類か飲ませていただきましたが、どのボトルもハイクオリティなものが多かった記憶です。
感想
さて、このボトルは美味しいかどうか前情報もなかったのですが、当たりビンテージのWHISKY SHOP向けという良いフラグが立っているボトルでした。元々30000円程度したボトルらしいですが、ポンド安の影響でだいぶ安くなったようです。やけにハイプルーフですが、飲んでみると粘性の高い蜂蜜感に始まり、これでもかというくらい麦と蜂蜜が広がるタイプのボトルです。テイスティングコメントに書いたとおり複雑さはあまりないのですが、これでもかというほどの蜂蜜の甘味と麦感に圧倒されます。評価悩みましたが意外性や経年変化のせいかバランスの良さも相まって、S+にしておきました。
評価
評価:S+
テイスティングコメント
香りはオレンジのドライフルーツ、粘性のあるハニーシロップ、紅茶、バニラ
飲むとオレンジやアップルのコンポート、ハニーシロップ、厚みのある麦感、クリーム、余韻は嫌みのない樽由来のタンニンがしっかり残る。
結局何が言いたかったのか
このあたりのアバフェルディのボトルだいたいすごいのすごい。
コメント